2006/10/08

Saosin - "Saosin"

ジャケット写真

2006/9/26 発売

まず最初に
これは
多くの人々による、非常に大きかった期待に対し完璧に答えた、
非常にハイレベルなデビュー・フルレングスであります。
バンドが本国、そして日本に関わらず相当な数の新規のファンも獲得することは間違いないでしょう。
ボーカルのチェンジに伴い全体的に若干メロディックな方向にシフトしたとはいえ
クオリティの高さ、演奏など相変わらずのSaosinぶりです。

ただ、「相変わらずのSaosinぶり」なのは
結果としてプラスでもあるしマイナスでもあるように感じられました。

楽器隊
"Translating the Name EP"、6曲歌なしデモ、そして黒EPから
基本的にやっていることほとんど変わってないないです。
元々ドラムをはじめ超ハイレベルですし、近作でもその高いレベルを維持、
そして少しパワーアップしています。
・・・でも、完全に「想定の範囲内」です。
新鮮な驚きというものはほとんどないというのが正直な感想です。
凄いかそうでないか、と言われれば間違いなく凄いんですけどねぇ~。

ボーカル
「やっぱりAnthony Greenの存在はでかかったな」、と。
Cove君が頑張ってはいるのは感じられます。
黒EPの時に比べればよく改善されています。
けど、思うのは「深みがない」ということ。
なんか浅い。どこがと言われれば
・全編通してメロディが単調である感は否めない、
・歌詞もチープであるように思われる。
・ボーカルの表現力の差
僕自身新生Saosinが嫌いというわけでもなく、実際好きですし、
また、SaosinにAnthony Greenがまだいたとしても、同様に好きであると思っています。
また、「深みがない」というのは基本的に「わかり易い」ということでもあるので
セールス面でプラスに働くというようにも思っていますが、
議論を呼ぶ(実際に既に海外のネット上では既に議論になっている)はやり
「ボーカルの懐の深さ」この部分であるように思われます。

まぁ、そもそもAnthony Green脱退後ボーカルパートを一体誰が作っているのかはわからないですが・・・
ソロでも活動を行うAnthony Greenがいれば全く違うことになっているであろうことは
想像に難しくありません。
(ついでに新生Saosinでは歌詞はCoveが書いているらしいです)

まとめ
期待を裏切らないよいよいアルバム
一家に一枚持っていて損ではない好盤であるとと思います。
が、無難なワールドワイドデビューといいますか
新鮮な要素、驚きというものはあまりないというのが正直なところです。
あくまで今までのSaosinのまんまであります。
セールスは・・・そこそこ期待できるかな~。
でも、そこそこ止まりでしょう。
正直シングルカットして人気を爆発させるような"Radio Tune"的なもの
(例えばHoobustank のReasonとか)
というものはないように思います。

好きな曲は"You're Not Alone"ですね。

評価          4.3 / 5
おススメ度  4.7 / 5

1. It’s Far Better To Learn
2. Sleepers
3. It’s So Simple
4. Voices
5. Finding Home
6. Follow and Feel
7. Come Close
8. I Never Wanted To
9. Collapse
10. You’re Not Alone
11. Bury Your Head
12. Some Sense Of Security