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2007/08/06

2007年下半期ランキング

12月ギリギリになって
そのときに聞きたいHotなCDを聞かず、
聞きたくもないCDを貴重な時間を使って聴き直して、
更にコメントを書くのは多分結構苦痛になるので
(上半期はキツかったです・・・)
今回は買うごとにちょくちょくと書いていくことにします。

評価はもちろん上からです。

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推薦版(わうみが大プッシュ!)
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Tokyo Rose "The Promise in Compromise"
よいバンドだとは思ってましたが、
今作がここまで良いのはかなり予想外。
夏のドライブに最適!
夏が終わる前に是非買うべきアルバム。

・・・とか言いながら、
今一つ良い表現が見つからない。

メロウな部分が多く小技が光った前作"New American Saint"とは違い、
今作は初期のようにかなりパンキッシュでどちらかといえばシンプル・大味。
しかしメロディは抜群に良い。抜群です。抜群。
(群は何かというと↓にあるバンド達)
そして、ところどころバンドの持つ器用な部分が顔を出します。
最近流行気味なダンス風味なニュアンスもあり、
Saosin等のように2本のギターをピロピロと言わせてみたり。

普通のバンド、普通の音に聞こえる面もありますが、
それぞれ細かい部分を見れば、
本当にオリジナリティ&ポテンシャルがあるバンドなのですよ。

と言いながら、
この位置が「絶対的な」ものであると言えないのが、個人的には情けない。
でも、このアルバムを聞いていると
「う~ん。YCよりいいね」
「う~ん。TSLよりいいね」
「う~ん。TREOSよりいいね」
etcetc・・・
と思われてきます。

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良盤(良い作品なので、興味が湧いたら聞いてみてください)
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The Panic Division "Songs from the Glasshouse"
The Panic DivisionのThe Militia Groupからの2作目。
前作は一部の冴え渡るギターワークを認めながらも、
ボーカルのメロディラインが今一つに思われ、
また、少し突っ走りすぎているように思われ、あまり聞いていませんでしたが、
今作はかなり聞き込んでおります。

このバンドそのまんまメジャーに持っていっても絶対通用します。
あとは知名度が上がっていけば・・・
どうでしょうか。

まず、このバンドとにかくギターワークが秀逸であります。
ギチギチと硬いニュアンスのがあれば、
メロウで柔らかいソロ、
スピード感のあるキラキラとしたソロ等
本当に多彩。

エレクトロにか担当がメンバーにいるためか、
打ち込みやキーボードの扱いは、
アクセント程度にとどまる他のデジ系バンドと違い、
ループを多めに使用しており存在感があります。
僕はもともと、ハウスなどのクラブミュージックから洋楽に入った人間なので
このぐらいやってくれなきゃ面白くないのです。
最近のデジ系のバンドの打ち込みは僕には全くもって物足りない。

ボーカルさんも非常に良い声を持っておりますね。
あとは、メロディラインが一歩進歩出来れば・・・
メロディに関しては、まだまだで、2流ぐらい。
それでも、スピードあるギターソロにボーカルを被せてくるなど
今まで他のバンドがやりそうであまりやってこなかった曲の構成を平然とこなしており、
簡単には飽きさせません。

今作でもかなり凄いクオリティですが、
まだまだ伸び白はあります。このバンド。
楽しみです。

The Receiving End Of Sirens "The Earth Sings Mi Fa Mi"
前作"Between the Heart and the Synapse"は
ダントツで2005年のベストでありましたが、
今作はこの位置。
ベストからはちょっと遠いです。

The Dear HunterのCasey Crescenzoがバンド脱退。
現在のバンドの構成は以下の通り(中ジャケットより)

Alex Bars:guitars,vocals,programming
Andrew Cook:drums,percussion,programming,glockenspiel
Brendan Brown:bass guitar,vocals,programming,keys,glockenspiel
Brian Southall:guitars,programming,keys,glockenspiel
Nate Patterson:guitars,keys,glockenspiel

何か違和感を感じる人はいるでしょうか?

一通り聞いて、どこか違和感を覚えた後
上のメンバー構成を眺めて、なんか納得したのですが
以下の2行

Alex Bars:guitars,vocals,programming
Brendan Brown:bass guitar,vocals,programming,keys,glockenspiel

意図的か、無意識か、歌える2人について
vocalsより担当の楽器が前に来てる
ということが今作の全体像を端的に表しているように思います。

3本のギターの絡みと、力強いドラム、打ち込みやストリングスを取り入れるなど
演奏面、そして楽曲面については全く文句なし。
前作同様非常にハイレベルなバンドです。
(打ち込みについてはCasey Crescenzo一人のほうがまだまだ上である気がしますが・・・)

が、やっぱりCasey Crescenzoの脱退によりボーカル陣が弱体化
残念ながら弱いです。
ボーカル2人はどちらかといえば、コーラス声なんですよねぇ。
(声質の問題であって、歌えないわけではないです。彼らのライブは評判です。)
更に、2人が違ったメロディを歌うことが多かったりで、
なんか・・・
メインボーカルのトラック組み込んでいない未完成の楽曲を聞いているような感じ
が少しします。
どこが芯となるものが足りない気がします。
(意図的・実験的(Experimental)にそうやっている面も
十二分にあるのは理解していますが)

変な話ですが、
ボーカルありインストバンド
という表現でいかがでしょうか?

今作の結論としては
前作"Between the Heart and the Synapse"や
The Dear Huterの"Act II: The Meaning Of, And Regarding All Things Ms. Leading"
には正直及ばない
・・・ですが、
依然として非常に良いアルバム、非常に良いバンド。
ただ、今後、芯となる存在が欲しい・・・

3(Three) "The End Is Begun"
とても検索しにくいバンド、3(Three)の正式なリリースとしては2枚目のアルバム。
(エレアコ・ボーカルさんがソロで活動してたり、
前作"Wake Pig"は2種類あったりいろいろありますが・・・)

Coheed And Cambria の兄貴分的存在のバンドであります。
エレアコ・ボーカルさんの父親は地元で有名なギタリストだとか。
(エレアコ・ボーカルさんは、個人的には凄いギタリストとして尊敬してます。)

ロック、メタル、プログレ、パンク、エモ、オルタナティブetctec
まぁそこらへんのバンド音楽を通過してきた人達による、マニア向け音楽。
歌うまい、演奏うまい、とても高い実力を持つバンドですが、
ボーカルの声とか、楽曲がスピリチュアルで独特な雰囲気を持っているので
とっつきにくい音楽であるのは否めないです。

人に薦めるられるCDではありません。
しかし、僕は高く評価するアルバムであります。

歌詞をあんまり見ていないですが、
これも、物語り付きコンセプトアルバムな感じです。

Rooney "Calling the World"
サイトでほとんど取り扱ってこなかったこのバンドですが、
7月17日周辺のリリース(YC、Rocket Summer、MxPx、Sum41)の中では
一番の当たりでした。
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/rooney/rooney_disco/uicf1089.html
ユニバーサルのサイトに珍しくまともな紹介文が書いてあります。
読んでみてください。

楽器の教本のような「お手本的」アメリカン・ロック・フレーズを
至る所に散りばめたギター・ポップ・バンドで、
アルバム中のどのフレーズもどこかで聞いたような「ありがち」なものでありますが、
それを程よくポップにまとめ上げ、それをオリジナルなスタイルとしております。
日本版は8月29日発売です。結構おススメ
あと、このバンドの楽譜が欲しいですね。弾いていたらどんどん上手くなりそう。

The Starting Line "Direction"
The Starting LineのVirgin Records移籍後第一弾。
前作ではレーベルからの圧力もあってか
「12歳の女の子向け的な楽曲」もいくつか見られましたが
今作はかなりのびのびと自分たちの音をやれている印象があります。

音面では
初期のTSLは「The Starting Lineというバンド」
から「Kenny Vasoliとその仲間たち」
に変化したという 印象。
つまり、楽器群とボーカルが1対1にがっつりと組み合って音を作り上げていっていた
Drive Thru時代と違い、
楽器群はあくまでボーカルのサポート役・引き立て役
となっているように感じられます。

Kenny Vasoli氏はサイドプロジェクトでギターも弾いていたりで
ボーカルとしても、ソングライティングの面でも、
めきめき力をつけてきております。
時に怒鳴り散らし、時に笑い、時に泣く。表情豊かなボーカル。
しかし、最初から「Aceとその仲間たち」だった
Early NovemberのAceとは違い、
彼にここまでの存在感が出てくるとは、僕にはちょっと予想外でしたねぇ。

10曲目"Somebody's Gonna Miss Us"では
If SILYMI still is all you want
Then I'm not sure
Hou much in Ccommon we've got

SILYMI は"Say It Like You Mean It"を意味する)
なんて歌詞も飛び出していたり。
前作の"Making Love to the Camera"とか
思ったことをそのまんま書いている曲達は、なんか魅力的。

アートワーク内側にのクレジットには
キーボード担当の人の名前があったり、どうなっちゃうのかな?
写真はオリジナルの4人だけ。
クレジットにもThe Starting Line is..という記述ではないですが・・・

Spoon "Ga Ga Ga Ga Ga"
このバンドの詳細は正直全く知りません。
ただ、非常にインディ精神あふれるおじさん達で、
至る所で面白いフレーズが鳴り響いており、いとおかし。
多分1曲1曲のクオリティは高くないものの、
人に聞き続けさせる魔力を持つ、魔性のCD(笑)

Yellowcard "Paper Walls"
細かいところを挙げればちょこちょこと変わってるんでしょうが、
このバンドは基本となるスタイルがほとんど変わらず一貫しているので
新作のリリースでも安心して聞いてられますね。
今までのYCファンには満足の1枚となることでしょう。
素直に良いと思えるCD
ちょっと変な比較かもしれませんが、上半期のFOBよりも良いですね。
(でもまだまだ上のものはありますよ。というのがこのランキング)

Hidden In Plain View "Resolution"
Hidden In Plain Viewのラスト作。
かつ、いわゆるDrive Thru系の集大成となるであろうアルバム。

"Resolution"の意味を調べてみたら
1 [C]決意, 決心, (…しようという)決断((to do))
2 [U]断固としていること, 不屈
3 (議会・集会などの)決議;決議案[文]((to do, doing, that節))
4 [U][C]((形式))(問題などの)解決, 解答, (疑問などの)解明, 解消((of ...))
5 [U]((時にa ~))分解, 分析, 転換;分解の結果;《光》分解, 解像;《コンピュ》(モニター・プリンターの)解像度
7 [U]《楽》解決:不協和音から協和音へ移行すること.
で、
なんというか、ズバリ!なタイトル。
解散するという彼らの決断
新しい音楽という課題への彼らなりの解答・決議案
曲作りのアプローチは前作とは明らかに異なり、
ボーカルのメロディラインを生かそうという、メロメロな方向です。
メロメロでありながらも、
曲の構成やドラムのリズムなど、
「おっ!新しいな。」と思う部分も多々あり。
いろいろと試みたためか、アルバムのクオリティは
前作"Life In Dreaming"ほどではないと思います。
でも、彼らの様々な「思い」のこもったアルバムであるように感じられます。

Mae "Singularity"
彼らの現在の人気を確立した前作"The Everglow"に対し、
「売れる」理由を理解しながらも、
("The Everglow"は人に対しそれなりに自信をもって薦められる1枚です。)
「どうしてコア・リスナーも右から左まで大絶賛なの?そんなに良いこれ?」
という疑問を抱いており、
今作は全く期待していなかったですが、
まぁ意外に良かった

というのが本音ですね。
"The Everglow"はボーカルのメロディライン(特にサビ!)が
どうにも好きになれなかったのです。
というか、これのどこが美メロなの?とすら思います。今でも。
今作はそこらへんが少し改善したと思われました。
まだ、今一つぱっとしないメロディ見うけられますが・・・
とにかく、前作に引き続き、人に薦めやすいアルバムではあります。

The Rocket Summer "Do You Feel"
意外と顔が大きい、The Rocket Summerのメジャーデビュー作であります。
夏一番のリリースになるだろうと期待をしていましたが、
ちょっと期待ほどではなかったかな?と思います。

演奏面に関しては極めてシンプルで、聞き所は限りなくゼロに近いです。
ただBryce Avaryのソングライティングや表情豊かなボーカリゼーションは
本当に魅力的。
再来日希望!

MxPx "Secret Weapon"

As I Lay Dying "An Ocean Between Us "
発売第一週でビルボードトップ10に食い込んだ、
メタルコアバンドとしては驚異的なメリリース。
http://www.arcryte.org/review/review-092007-cross.html#092007-asilaydying-ocean2007
にあるように評判はかなりよろしい。
曲の構成、複雑なギターのリフ、破壊力のあるドラムなど
あらゆる面で進歩が見られます。
ほんとに進歩しています。
ハードコア畑・メタルコアの枠で語るのはもう必要ないぐらいに進歩しています。
そこらへんのメタルバンドは軽く食っちゃうでしょう。
でも・・・ん~・・・まぁ・・・
これは超個人的な感想なんですが、
進歩したことによって、複雑になり
ジュクジュク刻むリフとバキバキのバスドラとギャーギャー叫ぶボーカルで
聞いていれば自然とテンションあがるぅ~!
見たいなメタルコアの良さ(僕の考える良さです)というものがなくなったなと。
今作は細部を聞けばかなり凄い。
でも僕がメタルコアに求めるのはそういう難しいものではなく、
気分が冴えない時に何も考えず聞いていれば
「うおおおおおぉぉぉぉ!」
と自然とテンションが上がっていくタイプのもの。
なかなか凄いリリースですが、個人的には評価は低め。

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駄作(別に聞いても聞かなくてもいい)
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Silverstein "Arrivals & Departures"
今作はビルボードのそこそこ上位に顔を出し
セールスの上では結構成功しているようですが、
個人的には「スクリーモは、もう、いらない」と。
"When Broken Is Easily Fixed"から彼らは知っていますが、
どうにも進歩が見られない・・・気がします。
興味を引くような新しさが全くありませんでした。

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駄作以下(聞くのは時間とお金の無駄)
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Sum 41 "Underclass Hero"
レビューはこちら
http://waumi.cocolog-nifty.com/dig_up_discs/cat5447301/index.html

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未評価
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